全盲で写真を撮ること

2006.3.2

家に帰ると、ビートたけしの
「アンビリバボー」がやっていた。
コレ、普段から見てる番組じゃないんだけど、
今日はなんだか買物疲れでぐったりしていて、なんとなくつけっぱにして晩ご飯を食べていました。

アマチュア写真家の、伊藤邦明さん。

仕事中に起きた事故で生死の境をさまよい、のちに全盲になってもなお、すばらしい作品を撮り続けている。
その最大のサポーターは、奥さんでした。

目の前の風景を、奥さんが彼の目となって丁寧に楽しげに説明し、
邦明さんはその説明と長年の勘から被写体をイメージしてシャッターを押すのです。

ファインダー内の光景が普通に見えている私にはとうてい選ぶことのできない独特のアングルと、
目が見えないとは思えないほど被写体の生き生きとした表情をとらえていること。
そして何よりも、奥さんが彼の耳のすぐそばで
「そうそう、今花が風でひらひらと舞っているわ。空の青さがとっても綺麗」
って、ファインダーの向こうの光景をしっかりと表現してあげているその大きな愛情。

私は、ご飯を食べることなどすっかり忘れて、はらはら涙を流しながらこのドキュメントに夢中になってしまいました。

最後に奥さんは

「失ったものもいっぱいあるけど、残っているものもいっぱいある。
残ったものをこれからどう二人で楽しんで行くか、それが大事だと思います」


私が、明日目が見えなくなったら、こんな風に思える日が来るのでしょうか?
彼の写真展が今度どこかであったら、どんな遠い場所であっても必ず見に行きたいなと思います。

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コメント

  •  ひろこ
  • 2006年10月01日 19:09

はじめまして伊藤邦明さんのページを拝見しました。私はこの「アンビリバボー」を見ることは出来ませんでしたが、同じ国分寺市内に住んでいることを知り訪問して直接お会いしました。大変優しくて温かくて素晴らしい方でした。今月10月22日に伊藤さんをお呼びしまして直接お話が聞ける場を持ちました。最新のモンゴルに行かれたパネルもお借りしました。もしご都合が宜しければと思いコメントさせて戴きました。

  • [TypeKey Profile Page] KYUE PHOTO WORKS
  • 2006年10月02日 11:49

*ひろこさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
ご本人にお会いできたのですか〜羨ましい!
この日のアンビリバボー、ふとテレビをつけた時にこんなに感動的な話が聞けて、涙が自然にあふれてきて、とっても幸せに感じた日でした。
あとでメールします、いろいろ詳しくお話聞かせてくださいませ♪

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