ウェディング撮影

崖っぷちでロケーション撮影~ブライダルカメラマンのつぶやき

2007.8.26

私の結婚式、
披露宴会場は決まったんだけど
挙式をあげる神社が二つの候補のなかからまだ決められずにいました。

ひとつはまだ撮影で行ったことがなかったので
この日、所属の事務所にわざわざここの神社に仕事として撮影に入れてもらって、
実際の式中の空気感を感じながら、最終的にどっちにするか決めようかと。

こういうときはさすがに、この仕事しててラッキーだったかも?と思います(笑)

2002

崖っぷちにひっそりと建つ地元の神社。
落ち着いた暗い社殿ですが、左右から光が差し込んで悪くない雰囲気。

この日の新郎新婦は、式後は両親兄弟のみの食事会ということで
撮影は、ドレスに着替えて食事前にロケーション撮影をする、今日の私の仕事はそこまで。

式前の和装の時は
鳥居の前で撮ったり、赤い欄干のある橋のたもとで撮ったりしましたが
洋装に変わったからには、
ぜひ青い海、青い空をバックに!

森戸3.jpg

風になびくドレスとベールが夏らしくてステキ。

森戸4.jpg

とっても照れ屋さんの2人だけど、堅苦しくない表情をねらいます(ホントはものすごく暑いんだけど)。

写真だけ見るとまるでどこかのプライベート空間のようですが・・・

崖をちょっとだけ見下ろすと

森戸2.jpg

森戸海岸では、地元民がわいわい賑やかにバーベキュー。
岩場の上に突然現れた新郎新婦に、ほろ酔いのみなさんは全員で歌をうたってお祝いしてくれました。

ロケーション撮影の場所には事欠かない、とっても楽しい時間を過ごせそうなこの神社でしたが、
撮影してみて、なんとなくもう一つの鎌倉の神社のほうが私たちに合っているような気がした。

家に帰ってきて、彼に撮影したデータを見せたら

「・・・うん。鎌倉、だな。」

と一言。意見が一致。

というわけで、あえて移動距離の長いパターンを選択することになった私たちの結婚式です。
当日は、文字通り「一日がかり」の式になりそうだ。

「なるべく簡単に、なんのこだわりもなく、料理だけはおいしく食べていってもらおう」
的な、軽い気持ちで始まった結婚準備ですが、
なにやら徐々に大がかりな方向へ・・・

まぁこれがいわゆる「結婚式のマジック」というやつなんですかね。

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