My Wedding

神社の下見2~ケッコンへの道のり

2007.5.1

私の彼が平日休めるのは、GW、お盆、正月の会社の連休のみ。
一日を一緒に過ごせる、希少な期間です。

この日は、もうひとつ目当てにしていた神社・Mへ下見に行ってきました。
都内でも大きくて有名な神社で、とくに挙式前の境内参進においては
いろいろ見てきている私の記憶の中でも、そうそう匹敵するものはないくらいスケールが大きくてステキなんです。

ブライダルのカメラマンを始めた頃は、
「私が結婚するときは必ずここにしよう」と心に決めていたほど。

まぁもちろん多少の撮影規制はありますが
話の進め方によっては、外部のカメラマンがいっさいNGというわけでもなく、
(私も何度となく撮影には行ったことありますし)
まずはこの壮大な参進の雰囲気を見てほしいと思い、彼を連れていきました。

この日は、あいにくの雨。
でもね、雨の結婚式も緑がしっとり輝き、和装に似合う雰囲気がかもし出されて
個人的には嫌いではないです。

雨だと、広い境内を優雅に歩く参進はできないけれど
本殿に近いところをみんなで歩いて、祭殿に向かいます。
これはこれで悪くない。

彼も、前回行った氷川神社とスケールが違うので
「ここはイイ♪」と、目がうきうきしているのが分かる(笑)

さて、ひととおり参進の様子を眺めてから、
敷地内のブライダルデスクに飛び込みで説明を聞きにいきました。

そこで知った事実。

私「こういう仕事をしているものですから、式のあとのパーティーは
どこか他に移動してこぢんまりとレストランでやろうと思っているんです」

担当のオバチャン「そうですか~・・・
当方は、系列の会館で披露宴をされずに他で探される人には
平日しか予約を受け付けられないんです。」

・・・ハァ、平日ですか。

私「こういう仕事をしているものですから、写真もメイクも個人的に頼みたい人がいるんです」

担当のオバチャン「そうですか~・・・
系列の会館を使わず、契約のスタッフも利用されず、単純に挙式会場としてのみ場所を提供するということですね。
それでは、大変申し訳ないのですが当神社より規制のゆるいところを他でお探しくださいませ」

・・・・・・・え。

ハイ、言い方こそ丁寧だったものの、
いわゆる「門前払い」でした。

これだけ有名で、これだけステキな雰囲気の神社であれば、
黙ってても式を挙げたい人はたくさんやってくるでしょう。
この日も、大安ではあったにせよ平日。
なのに、結婚式をあげる人が次から次へと順番に境内を参進してましたから。

そのなかで、言い方は悪いが「利益の少ない」人には、平日であろうが仏滅であろうが時間をいっさい確保できないという会社としての規約だそうです。
同じブライダル業界人としては、そういう裏側の事情が分からないではないですけどね。

二人してテンション思いっきり下がった状態で駐車場に戻る途中、
彼は「雰囲気はかなり良かったんだけどな~、ここはナシだな。
ゆりがやりたいように気持ちよく挙げられる場所を見つけていこう」
って言ってくれて、なんだか申し訳なくも思ってしまった。

さて気を取りなおし、その足で、新宿のマンションに現在一人で元気に住んでいる彼のおばあちゃんに
初めて挨拶に行ってきました。
以前、彼から結婚の報告をしたとき、電話の向こうで涙を流して喜んでくれたというおばあちゃん。
私自身、初のご対面にちょっと緊張です。

私がもらった指輪を見せるなり、
おばあちゃん

「あらぁ~~~懐かしいわ(うっとり)」

彼と私「・・・ええっ???」

聞いてませんよ、このダイヤが実はおばあちゃんのときが最初で、私で3代目だなんて(汗)
0.6カラットの重みは、ますます私に重くのしかかってくるのでした(笑)

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