ウェディング撮影

町の鎮守さまに見守られて~ブライダルカメラマンのつぶやき

2007.6.3

東京の下町で育った、幼なじみの二人の結婚式。
新婦の支度は、新郎の勤める小料理屋の奥座敷にて。

新婦のお母さんやら新郎やらお店の人やら、
いろんな人が慌ただしく出入りするなかで
彼女のお姉さんはずっと妹の支度のようすを見守っていました。

はるか昔・・・私の姉の結婚式の時、
自宅で支度をしている姉の慌ただしい様子を私は遠くから眺めながら、
何ともいえない複雑な心境になったことをふと思い出しました。

今日は、お店の人も総出で結婚式にくり出すから
「おめでたい日」ということで、ご了承ください♪

早めに支度が終わった新郎新婦は、
私に「撮りたい場所があるんです」と言って、連れていってくれました。

そう、二人とも小さい頃から慣れ親しんだ、深川不動尊でのロケーション撮影。
お店からは、歩いてすぐ。

にぎやかな仲見世通りを歩くと、露店のオッチャンに冷やかされます。

「おう!今日は店出ないのかよ」

新郎「イヤ~カンベンしてください。今日、結婚式なんですよ。俺たちの。」

小さい頃から、町の鎮守さまとして
何かあると、イベントはいつもここだった。
そして今日、二人の結婚式もいちばんに報告しにきましたよ。

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