ウェディング撮影

持ち込み業者としての礼儀~ブライダルカメラマンのつぶやき

2006.4.16

今日の撮影会場は、フィッシュバンク東京
汐留再開発地区に新しくできたビルの41階で、
眺めはいいし開放的な造りだしもちろん新しくて気持ちいい。

天気はあいにく曇ったり雨がぱらついたりの一日だったけど、
それでもレストランの壁一面に広がる大きな窓で、
光がたくさん入ってきてとても明るい会場でした。

スタッフの女性陣も、始めて入る私に動線や撮影スポットを事前に案内してくれたり、
撮影中も「あと3分でお願いします」とか「今から新郎新婦入場です」など、
指示がとにかく的確で私としても撮影はしやすかったです。

今人気の会場だとのことですが、分かる分かる。

さて、そうして気分よく撮影をしていたところ、
同じ持ち込み業者として新郎新婦が手配した別会社のビデオカメラマン。

「スタッフに進行表くれって言ったら、『事前におっしゃってくれれば』って言ってきたから、何様のつもりだって怒っちゃったよ」

・・・え??

そんなの、スタッフだって当日忙しくしているのに、そりゃー前もってお願いしておかないと普通もらえませんよ。
新郎新婦から、前もってファックス送ってもらってるんでしょう?

なんだか不思議な人だなぁと思いつつも一緒の場で撮影していたのですが、
他にも「自然光とシャンデリアがミックスされているから色のバランスが悪い」だの、
新郎新婦の中座中にお客様の控えのスペースで堂々とソファに座ってタバコ吸ってるし、
極めつけは。
お見送りのときは、私たちスタッフもお客様の最後に並んで
新郎新婦とご両親に「おめでとうございました」の挨拶をするのですが、
まだ見送りも途中なのに、彼はさっさと機材を片づけて
「じゃ、お先にぃ~っ」って、新郎新婦に挨拶もせず帰っていってしまいました・・・

そんなのアリ???

 

ひどい教育してるんだなぁと思って、私は最後に
「会社はどちらですか?」
ビデオさん「○○です、ゼクシイにも載ってます」
私「ああ、よく聞きますね。また会えたときはどうぞよろしくお願いします♪(一応にっこり)」
まだお見送りがぜんぜん終わってない新郎新婦の後ろをそそくさと帰っていく彼の背中を見て
開いた口がふさがりませんでした。

確かに私たちは会場のスタッフではないけれど、
お客様からみたら「結婚式のスタッフ」であることに変わりはない。
だったら、お客様が見てる場で「迎える側としての最低限の礼儀」は必要ではないかと思うのですが・・・

こういう人がいるから、持ち込み業者ってだけで毛嫌いする式場が増えてるんだよね。

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