My Wedding

指輪めぐり~結婚への道のり

2007.11.10

世の女性と反比例して(?)
もともとアクセサリーとかを肌身につけるのがあまり好きじゃないので、
指輪なんて普段しないわけですよ。
ことさら結婚指輪のようにずっと身につけるものに関しては、
「それよりも時計みたいに実用的なもののほうがいいよ・・・」なんて、
かなり夢のない気持ちでいたところ

やはり彼が十数社からカタログ請求をしてくれました(笑)

そしてこの日、午前中に七五三の家族写真撮影をして午後からフリーになったので
2人で王道の銀座へ繰り出してみました。

ブライダルの撮影では、指輪のアップの写真を撮ることが多く
彫りが個性的だったり、ケースがおしゃれだったりと
今はすごくデザイン指向の強いリングがたくさん出ていて撮影してて楽しみのひとつです。
たまーに、何の飾りもカーブもないシンプルな指輪を見ると、逆に珍しく思ったりするぐらい。

071110-1.jpg

その傾向のなかでも、ティファニーというとシンプル系のラインナップなのですが
私が撮っているなかでもティファニー比率は昔から変わらずかなり高いですね。

シンプルなのに人気があるにはワケがあるに違いない。
というわけで、

1軒目はここへ。(店内撮影はNG)

毎週何かしら結婚指輪を撮影している私からすれば、
ここのデザインはすでに見飽きてますが(汗)
やっぱり「自分自身のもの」という意識で見ると、
不思議とテンション持ちこたえられるものですね・・・(決して上がりはしないけど)

同じデザインでも、太さが好きなように設定できるシステムなので、ちょっとした「イージーオーダー」的なところがいいです。

私は「つけててウザくならないように、なるべく細くシンプルなものを」ということを基本に、店員さんといろいろ話しながらたくさんはめさせてもらいました。

次はミキモトへ。

この日はお店の前でクリスマスツリーの点灯式があるということで、
雨にもかかわらずお店の前はごった返してました。


店内2Fの窓から見下ろしてみる。

すると、ここにもティファニーと同じデザインのリングがずらりとラインナップ(汗)
値段も、あっちよりすべて割安。
結婚指輪のブランドってなんなんだ、と思いながらも
インフィニティという「無限(∞)」を形どった指輪が、
指を動かすときの角度にぴったりのカーブで、はめてて心地よかった。
ウン、これならずっとつけてても違和感ないかも。

「コレ!」という決めてもないまま次に向かったのが、彼が膨大なカタログ請求をしたなかから
私が唯一「ここの指輪がキレイ」と思ったところ。
デザインも写真の撮り方も、興味のない私でさえちょっと目を引いた。
しかも、なぜかは分からないが値段が異様に高い。
とにかく実物を見て、その高さの理由を知りたいという冷やかし気分だけで立ち寄ったのが
クリスチャン・バウアーというドイツのブランド。

人気のない小さな店内に入ると、男性の店員が丁寧に接客してくれました。
「どうぞはめてみて、他の指輪との違いを比べてみてください」

・・・オイオイ、のっけからなんて強気な店だなぁ(笑)

ひとつ、はめてみた。

う~~~ん、なんなんでしょ。
ずしっとくるんだけど、イヤな重みではない。
むしろ、品のいい質感がこの重みによって感じられるのです。

はめるときも、他でとっかえひっかえたくさんはめてみたけど、
そのどれとも違う「すっ」と吸い付くように指になじみながら奥まで入っていく感覚。

そしてビックリしたのが、指輪の号数。
以前、私が彼からもらった婚約指輪が10.5。
今日、二つの店舗ではめてみたのが10か11。
ここの指輪は、9号がすぽっと入ってしまった・・・指の太い私には、驚きの一ケタです(爆)

「ハイ、みなさん他のお店よりも細い号数が入るとおっしゃってます」
と、相変わらず余裕で強気なお店のお兄さん。

ちなみにごく一般的な指輪は、鋳造といって
もとからできてる型に流し込んだり、地金のかたまりを削って形にしていく製法なのですが
クリスチャン・バウアーでは
地金の圧縮を何度も重ねて、金属自体の密度を高くしていきながら形をつくっていく鍛造(たんぞう)という製法で職人さんが一つずつ作っていくので
強度がとんでもなくスゴイそうです。

デザインがいい・付け心地が最高・強度がすごい。

私が「ヤバイ」と思ったと同時に、
彼も同じように「ヤバイ」と思ったらしいです。
小声で「う~~ん」とうなりながら、指にはめた感触をずっと堪能していました。

当初は、デザインのオーダーができるショップに行って
二つ合わせるとレガシィの形になったりとかステキだよね、なぁんて話していた私たちでしたが(笑)
ほんとうに質の高いものを見たあとでは、それがとっても子供っぽい考えのように思えてきました。

帰りの車の中で、
私は「あの指輪、よかったよねぇ~~~困った。」
それに彼は「う・・・・うん確かに(汗)」

というのも、
カタログで見たとおり、金額が・・・
そんなに高くないものでも、二つあわせて35万は超えます。

でも、「出会った」ときっていつもそうなんだよね。
もうこれ以上他をまわって見る気がなくなるどころか、
過去に見た記憶さえ消え去ってしまうのです(涙)

こうやって、「予算」が「予算」でなくなっていく結婚マジック。
私たちも例にもれず、気がつくとマジックにどっぷりつかっているのでした。

一晩寝て考えて、
やっぱり出会ったことに感謝することにした私たちなのでした(笑)

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