ふだんの私のこと

気がつけば命日でした

2006.7.11

二年前、ある私の友人が交通事故で突然この世を去りました。
OLをやめて、私が初めてブライダルの会社に入ったときからの仲間。
私がこの世界で泣いたり笑ったりと浮き沈みしているなかで、彼女とはつかず離れずの状態で、
結局カメラマン仲間としての付き合いは彼女がいちばん長かったことになります。

ゆうきちゃん、会った頃はビデオカメラマンでした。
それが数年後には「写真やりたい」なんて突然言いだし、

「きゅうちゃんのような写真が撮りたい」

っていうから、機材購入のアドバイスから写真のいろは・・・私もがんばってレクチャーしたもんです。

写真は、今から8年前。
私の友人の結婚式で、私は写真、ゆうきちゃんはビデオで一緒に現場に入ったときの
記念の一枚。
いちおー仕事なのに、
なぜに2人とも満面の笑み(?)
大好きな一枚です。

 

ここ数年は、彼女の本来の目標であるデザイン関係の仕事に就くことができ、
結婚も間近で「人生、これからだね」ってみんなで応援している矢先・・・
バイクの後ろに乗っていた彼女は、車との接触で簡単に飛ばされ、
そのまま意識が戻ることなく私たちのもとを去っていってしまいました。

先日、昔の写真を整理してたら、
私がゆうきちゃんに代理で撮影をお願いしたときのストックが出てきました。
ふんわりした私の写真のテイストが目標だって、いちばんがんばっていた頃の写真。
ぜひ彼女のお母さんに持っていてほしいなと思い、まとめて送ったら
今日、メールをいただきました。

>  久恵様
>
> こんにちは、写真どうもありがとうございます。
> 早速ゆうきに見せて、「あなたの作品だそうよ懐かしいでしょ
> 久恵さんの代役が本当に勤まったのかしら?」
> そんなことを言いながら写真を見ています。
> ホームページ拝見させていただきました。
> 次から次へと、いろんなページあって、見ていてとても楽しいですね。
> ブログを読むと、撮影のときの苦労がわかるような気がします。
> ゆうきも帰ってきてから、ひとりでよくぶつぶつ言っていることがありました。
> これからは時々ブログを拝見させていただきます。
> ありがとうございました。お仕事がんばってください。

お母さんからの返事を読んで、またいろんなことを思い出し、じーんときてしまいました。

不思議なことに、狙ってもいないのに今日はゆうきちゃんの命日だったりする。
お通夜に列席しただけでは見送った気がせず、
本葬では「私からゆうきちゃんにしてあげられる、最後で最高のお見送りだ」と自分で勝手に決めつけ(汗)、
涙でファインダー内がほとんど見えないなか、たくさんシャッター切った。

今年はもう3回忌なんですよね。
ちかぢか、また彼女のお墓に顔を見にいこうと思います。

これも偶然なのか、
私は明日、母親と富士登山に初トライしてきます。
ゆうきちゃんのいる天国に、日本でいちばん近い場所へ。
母はペースメーカーつけてるし、私は体力ないし・・・どうなることやら。
でも大丈夫だと思うよ。ゆうきちゃんがきっと「勇気」をさずけてくれるから♪

~追記~

お盆が過ぎた頃、
お墓参りに行ってきました。
そのときのブログは こちら

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