ふだんの私のこと

母の腕の中で

2006.8.25

今朝、富山の実家で
ネコのダイスケ(♀)が亡くなったと、母からメールがありました。

たぶん私が高3のときにやってきたから、20歳。
人間でいえば余裕の100歳超。
家族のだれよりも長生きをしていたヤツです。

1週間ぐらい前から「様子がおかしい」というのは、
姉から聞いていました。

今日の6時頃、
母親が廊下で苦しそうに寝ていたダイスケを抱いて
水を飲ませたりなんだりしているうちに、
すっ・・・と冷たくなっていったそうです。

小さい頃は確かにかわいかった。

大きくなり、そのうち老化しはじめ、
家族のみんなからなんの注目も浴びなくなるのはまだ序の口、
まとわりつかれて「あっちいけ」なんてうっとおしがられるようになっても
母親がずっとこまめに世話をしている姿、
私も富山に帰るたんびに「偉いなぁ」と思ってました。

その、彼女にとってほんとうの意味での「母」の腕の中で
最期を迎えられて、あの子は幸せだったのかもしれないね。

電話でこのことを聞いた瞬間、
朝っぱらから涙がぼろぼろ出て止まりませんでした。

今年2月。

「これで最後になるかもしれんから、
いい写真撮っといて」

母からのこの言葉がなかったら、
最近のダイスケの写真なんて
まったく残ってなかったと思う。

 

今朝から懇意にしているお寺の住職さんに来てもらって、
お経をあげてもらったそうです。

長い人生、お疲れ様でした。

お墓は、家の庭かな?
来月帰ったときに会おう。

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