ウェディング撮影

「何だかいつもと違う」空気感

フォトグラファーの久恵です。

10月・11月は、ウエディングのトップシーズンに加え
七五三や年賀状向けの記念フォトなど、ファミリーフォト のご依頼もいちばん立て込む時期で
おかげさまで大変忙しくさせていただき、
こちらの更新がずいぶん滞っておりましたm(_ _)m

ようやく、少しずつ撮影も落ち着いてくるので
また秋の撮影写真をぼちぼち上げていきたいと思います。

さて、結婚式のメイクシーンは
まずは当日の小物撮りから始まります。

花嫁がこの日身につける、特別なアクセサリーや
和装だったら、深い意味のある3つの花嫁小物。

ふたりの記念の指輪だって、メイクシーンの待ち時間があ るからこそ
きちんとかたちを作って、カタログのように写真に残して あげられる。

この日も、落ち着いた庭園が眺められる和室でお支度を始 めた花嫁さんの脇で、

エンゲージリングを撮りました。

「ファインダーの中、なんだか不思議としっとりした空気 感があるなあ・・・

背景が趣のある庭園だからかしら」
何気なくそんなことを感じながら写真を撮って、

そのうち花嫁のお支度撮影が始まったらもう流れは怒濤の ように。

いつもと変わらない、慌ただしくも賑やかな撮影の時間。

その披露宴で、天国にいる新婦のお母さんにむけたビデオ メッセージが流れました。

「お母さんの形見の指輪にあったダイヤを使って、私の結 婚記念の指輪を作らせてもらったよ。

今日はいちだんと輝 いてくれてますか?」

ドキッとしました。
私がさっき感じた「何だかいつもと違う」空気感は、
きっと、彼女のお母さんからの指輪に込めてくれたパワー だったんだなぁ。

これから先、ふたりの幸せな様子を、彼女と同じくしゃく しゃの笑顔で見守ってくれているであろうお母さんの顔が 思い浮かぶような結婚式に立ち会えました。

ー 場所: 有栖川 清水

*八王子の結婚式フォトグラファー・久恵(きゅうえ)有里子のブログ*

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