2008.4.20 結婚式の撮影
杉並区にある馬橋稲荷。
地元の神様をまつる、小さな神社です。
小さな神社だからこその、静かな雰囲気は
不思議と写真にも現れるような気がします。
この日は、式の間ずっと外で
小鳥のさえずりが聞こえてました。
新郎新婦の耳には、あまりの緊張で聞こえてないかもだけど(笑)
この日の撮影は、
家族だけでの結婚式。
両親・兄弟家族入れても総勢13人。のんびり小さな晴れの日です。
ここ1,2年で、このスタイルの結婚式に立ち会うことがとても多くなりました。
ただの食事会だから、プロに撮影を依頼するのは挙式のみで・・・と最初は考えていらっしゃる方も多いのですが
私はそうは思いません。
イベントがなくても、人数が少なくても、そして新郎新婦が普段着でも、
記念の一日であることには変わりはないのですから
カメラマンの私は、その場にいればいるぶんだけ
シャッターチャンスがあるのです。
ふつうの披露宴では新郎新婦を追っかけるだけで終わってしまう写真も、
お父さんが祝いのお酒に酔っぱらってウンチクを語り出したり、
母親同士「あの子の小さい頃は大変だったのよ~」なんて会話で盛りあがったり、
お兄さん夫婦の新しい家族が元気なチビの食事に悪戦苦闘している様子があったり。
こんな写真こそが、本来の「記録」なのかも・・・と思うひとときです。
さて、この日の唯一ともいえる(?)イベントは
新郎新婦によるケーキカット。
ケーキそのものも近所のケーキ屋さんで買ってきたような大きさの、
とってもおいしそうなイチゴショートのホールです。
そのケーキを、
2人で
切って、
切って、、、、
ハイ、なんとか13等分。
お世辞にもキレイとは言えないところが、なんともほのぼの。
このあと一切れずつお皿にわけて、
ひとりひとりの席に手渡しで持っていった2人。
これがホントの、「ケーキカット & ケーキサーブ」(笑)
ケーキカットからみんなに配り終わるまで、20分くらいはかかったかな。
新郎新婦も予想しない一大イベントになり
ただのお食事会は、立派な「記念の宴」になりました。