2008.2.9 結婚式の撮影
この日の撮影は、横浜の高台にひっそりと建つセントジェームスクラブ迎賓館にて。
地下鉄の桜木町からタクシーでワンメーターと、家からもとっても便利なところです。
年季の入った運ちゃんだと「セントジェームス」って言っても逆に伝わらないことも多い。
昔は、要人を迎える「横浜迎賓館」として、かなり格式ある建物だったそうで。
「あぁ迎賓館のことね、横文字はウチら分かんねぇ」と笑い飛ばされることもしばしば。
さて、ウェルカムボードって今や持ち込みのマストアイテムになってますが、
この日のボードはお友達の手作り。
油絵っぽいタッチで描かれた、さりげない2人。
満面の笑顔で、いかにも「最高のカップルです!」的なのよりも
こんな何気ない表情のほうがリアリティあってかえっていいかもね。
お友達、
絵を描くのが本業ではないのですが
デザイン関係のお仕事に就かれているとのこと。
やっぱり、ゲージュツ的なことってつながっているんだなぁ。
写真は撮れても、絵心のまったくない私からすると大変うらやましいことです。
そのウェルカムボード、
ふと裏側をのぞいたときに
見つけた、彼女から2人への最高のメッセージ。
ボード自体は2人がみなさんをウェルカムする気持ちの表現なのだから
作った彼女から2人へのメッセージは、
あくまで見えないところに。
やっぱり、お友達から何かを作ってもらうのってステキだなぁと
しみじみ思った一瞬でした。
それにしても、今日の新郎はかっこよかった。
披露宴のトリで、
友人とハモりながら新婦へ贈った
コブクロの「永遠にともに」。
いつもより、ほんの少し・・・じゃない、ずいぶんしゃんとした服を着て
今日から君といつまでも共に感動を分かち合って生きていきたいという気持ちを
ありったけの感情こめてシャウトしながら歌う、
最高にかっこいい新郎のこのときを
彼女はどんな気持ちで見つめていたのかな。