ウェディング撮影

15年ぶりの再会と初めてのRAW撮影

2007.9.2

大学卒業以来、たぶん会ってなかったサークルの同期(♂)からサイトを通して連絡があったのは
この日からほんの1ヶ月前のこと。

「式当日のスナップカメラマンを探していたところ、貴サイトを発見しました。
いちどご相談させていただければと思います。
ところで不躾な質問ですが、
立教大学出身でスキーサークルに所属していらっしゃいませんでしたか?
だとしたら、あなたとは初めてではないかもしれません」

は、、、初めてじゃないよっっ!!

ヤフーか何かで私のサイトをたまたま見つけたと言っていた彼は、
私が今なんでこんな仕事をしているかという経緯を知るよしもなく
プロフ画像を見ても、本人かどうか疑わしかったとのこと。

そうだなぁ~~
スキー漬けの学生時代、
今よりも10キロ近く太っていた頃もあったから・・・(笑)

そんなこんなで、
当日は支度から二次会まで、朝から晩まで。とにかく、最初から最後まで。
仕事半分、お楽しみ半分の
彼ら夫妻につきっきりの一日を過ごさせてもらうことになりました。

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ヒトシと出会った時代はまさしくバブル期。
素足にモカシンはいて、ヴィトンのボストンを肩からしょって
真っ赤なGT-Rに乗って学校に現れるという、その時代を象徴するようなおぼっちゃまだったなぁ~

あれから20年。
お互いに歳とったけど、彼のスカしたスマートな雰囲気は変わらず健在です(笑)

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写真を趣味にしているというヒトシ。
その懲りようたるや、すでに私の追いつく範囲ではありません。

受付を終えたウェイティングルームには

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2人のラブラブ前撮り写真オンパレード・・・

ちょっとぉ、やりすぎじゃねぇ???(笑)

私も、ロケーション的な前撮りは何かしらのかたちでやりたいなぁと思っているのですが
さすがにここまでやる勇気はないかも(汗)

さて、この日は彼の要望により
すべてRAWデータにて撮影することになりました。

普通よく見る「jpeg」というのは、
画像を扱いやすくするために圧縮してしまったデータなのですが
「RAW(ロウ)」というのは、その前段階、まさしく元画像。
そのあといろいろ画像処理をしていく段階で、jpeg画像にくらべて劣化が少ないのがいちばんのメリットです。
その機能自体、普通は一眼レフにしかついてないし
私自身も、RAWモードでなんて今まで撮ったこともなかった。

1枚の写真で10メガほどの莫大なデータ量であるため、
私の持っているメディアではとうてい足りず
当日は4GB2枚と、8GBまで彼に用意してもらって臨みました。

でも、いろいろ調べていくと
最近では、すべてRAWで撮影するのを売りにしているブライダル業者もあるようですね。
いい意味でのアナログな空気が健在しているブライダル業界でも、
時代はどんどん変わっていってるんだなぁ。
置いてけぼりにならないよう、日々精進です。

この日の二次会は、
ヒトシが現在いくつか経営する飲食店舗のうちのひとつ「赤坂 壌」

赤坂の路地裏にひっそりと建つ、古い日本家屋を改築したロケーションでのスタンディングバーです。

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2人が到着した頃は
友人・知人はもちろんのこと、
この店の常連さんもたくさんお祝いに駆けつけてくれていて
狭い店内はもうごった返し状態(汗)

新郎新婦とも、お友達の歓迎にもみくちゃになりながら店内を廻って一人一人に挨拶と雑談で盛り上がり、
なぁんにもイベントはなかったけどとっても賑やかな3時間でした。

嬉しいよね~自分が経営するお店で、人生の節目をたくさんの人に祝ってもらえるなんて。
ここに至るまでには並大抵の苦労ではなかったと思いますが、
それだけ、この日の彼は最高に輝いて見えました。

070902-5.jpg

夜の8時から始まった二次会は、あっというまに日付変更線を超えようとしていました。

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