ウェディング撮影

いつも春といっしょ

2009.2.28 結婚式の写真

また少し前のことからさかのぼって書いていきます。

東京の老舗ホテル、ホテルニューオータニでのお式です。

生まれも育ちも八王子という新郎新婦が
「結婚式は都内のどまんなかだけど、
なるべく八王子に縁のある人たちに関わってほしい」ということで
カメラマンを私に選んでくれたのは、今から半年ほど前の去年の夏。

kunと家族以外に八王子の知り合いがいない私、
何をするにもなんだか遠くて暑くて、、、と
あろうことか(笑)初対面のくせにお客さまに対してぼやいた私に、
2人は笑顔でこう言ってくれた。

「八王子って、いいですよ~。
地元で買い物したければとりあえず何でもあるし、
都内には1時間あれば出られるし、
そうかと思えば自然はすぐそこで山登りだってできる。
何でもいっぺんに揃ったところ、
東京ではここだけですからね。
地元の人は、八王子からあまり出たがらない人が多いくらいなんです。」

2人が地元のことをとても自慢げに話しているのを見て、
それまで「田舎に来てしまった」と悶々としていた自分の気持ちがすっと楽になり、
それからどこに行くにもあまり距離や時間が気にならなくなったのを今でもよく覚えています。

さて、そんな雑談はともかく

この日も挙式の前にたっぷり時間をとって、
館内ロケ撮大会をしてきたのですが

そのメインとも言える撮影が、新婦の
「ゆうちゃんの車と一緒に写真撮れないですかね?」なんて、ふとつぶやいた一言から
私が必要以上に(?)ノリにのってアドバイスし、実現できた

090228-1.jpg

こんな感じで、どうよ。

私自身も、kunとの出会いとなった大切な車との写真を
ウエディングドレスとタキシードを着て残せたのはほんとうにいい記念になった。
だけど、式の当日に愛車との写真を撮るのはよっぽど条件が整ってないと難しくって
断念する人も多いのです。
だからこそ、車オタクのはしくれとしてはできうる限りの協力をしてあげたいんだよね。

前もって鍵を預けておいたお友達に、私たちが出てくるちょうどの時間をみはからってホテルエントランスに車を横付けしてもらい
あとは、次々とやってくるタクシーの合間をぬってばしばし撮影。

090228-5.jpg

090228-6.jpg

いつもけっこう車でごった返している車寄せですが、
短い時間でよくこんな広々とした写真が撮れたもんだと、我ながら大満足です(*^_^*)

新婦・春乃さんは
ホント、春のようにほんわか暖かな雰囲気の女の子。

披露宴の最後、締めの挨拶で新郎

盆地気候の八王子ですが

暑くてうだるような夏も、

雪が降り凍りつくような冬も、

私はこれからどんなときも平気で過ごせます。

なぜなら、、、、

私のそばにはいつも「はる」がいるから!

 

う~~ん憎い!
ざぶとん3枚あげちゃって!

いいなぁ~春乃さん、こんなスピーチしてくれる新郎なかなかいないよ。

二次会場の八王子へは、
私の車のうしろに新郎新婦を乗せ、
しばし中央フリーウェイを3人ドライブ。
ひとまず無事披露宴が終わり、ああだったね~こうだったね~と車中は楽しいおしゃべり反省会です。

私「そういえば、ユウタさんの最後の挨拶、アレ最高でしたよぉ」

ユウタ「こんな俺でもいちおう考えたんですよ、フフ」

私「ねぇ~~春乃さん!」

春乃「・・・・あ、そのとき私

披露宴の時間押してることで頭いっぱいになってて

ゆうちゃんの言葉聞いてなかった」

新郎と私が、その瞬間崩れ落ちそうになったのは言うまでもありません<(_ _)>

気遣いやさんの春乃「らしい」ってことにしておこう。

この日の結婚指輪は、ジュエリーデザイナーである新婦のお母様の手作り。

090228-4.jpg

ふたつ重ねると、ハートになる。

2人が一緒にいる限り、いつも心は暖かい「春」なんだよね。

Share

ウェディング撮影」の記事をもっと読む