2007.9.24
赤坂氷川神社での挙式です。
ここは持ち込み業者の規制がまったくないからか
わりと定期的に撮影の依頼があるので、
私のなかでは勝手知ったる(?)撮影スポットのひとつ。
彼女のお母さんがお嫁に行くときに
自分の手で染め付け、身にまとった振袖。
30年後、成長した娘があのときの自分と同じように幸せな表情で
お嫁に行ってしまうのを、お母さんは遠くからどう見ていたのでしょうか。
それにしても、古典的でほんとうにステキないでたちです。
モダンな和装が流行るなか、カメラマン的にはかえって「かっこいい」なんて思っちゃいますね。
とくに、赤坂氷川神社のようなひっそりと落ち着いた雰囲気の神社には、ぞくっとするくらいマッチしてました。
新婦のこだわりもあれば、新郎のこだわりも。
バイクも車も好きな新郎、
当日、会場のエントランスに愛車をディスプレイして飾っておくアイデアを持ち出したものの、
新婦に反対され計画は玉砕。
だったらせめて一緒に写真だけでも残そうよ!
ということで、披露宴が終わってから時間もないのにエントランスに無理やり車をつけてもらって
撮りました(笑)
青い空をバックに撮ってあげたかったな~~~それが悔しい。
さて、この日は3連休の最終日。
1日目は神社での長い参進とレストランの移動でけっこうな肉体労働、
2日目は支度から二次会までの長丁場、
そして3日目の今日、支度から二次会まで移動もあって、
撮影時間はほぼ休む間もなく13時間にもおよびました。
なんだかよく分からないけど、体が「いつもの疲れ」ではなくなっていました。
超えました(笑)
披露宴が終わるとき、一緒に入ってたビデオカメラマンが
「今日は朝早かったのに、これから二次会もだと体力的にきついんじゃない?」
なんて言われて
私「この3連休、いつにもましてハードな撮影が続いてるんですけど
逆に不思議と、なんともないんですよ。
このまま、あと5時間ぐらいは平気で撮影できそうな予感。なんでだろ?」
するとビデオカメラマン
「ランナーズ・ハイならぬ、撮影ーズ・ハイってところかな」
なんて笑われちゃいました。
ランナーズ・ハイというのは
マラソンやジョギングなんかで最初はものすごく苦しいんだけど、
走っているうちにだんだんと気分が良くなってくる現象のこと。
人間「苦しい」と感じたときに、麻薬成分に似たエンドルフィンという物質を分泌するように脳が命令するそうで。
出産のときなんかは、分泌がありえない量になるそうです。
アハハ、私もついにエンドルフィン分泌されちゃったかな(笑)
二次会も終わり、酔っぱらい死亡(?)者が約1名出たものの
新郎新婦と一緒に過ごしたほんとうに長い一日が、無事終わりました。
最後の〆は、気分的にやっぱモノクロでいきたいね。
ステキな一日でした。