2006.3.19
挙式から3時間ほど前ですかね。
新郎と新婦が支度をしているホテルの一室におじゃましました。
新婦はまだ髪の毛まきまきのサザエさん状態、新郎は早く来たのにやることなくって手持ちぶさた状態。
私「最初はアクセサリーとか、小物から撮っていきましょう。
え~~~っと指輪も出してもらっていいですか?」
その瞬間、新郎急に飛び上がって
「うわぁ~~~~家に忘れた!!!!」
まっっっまじですか?(たきあせ)
ホテルから車で1時間ほどの2人の新居に、思いっきり忘れてきたそうです。
家の鍵は自分たちしか持ってないし・・・
でも、もうすでに新郎が行って帰ってくるまでの時間の余裕はない。
ということで急きょ駆り出された、新婦のお父さん。
いったんここまで鍵を取りに来て、それから2人の新居に指輪とリングピローを取りに行き、
またホテルに戻ってくるという計画。
お父さんがまず自宅からホテルに到着したのが、挙式2時間半前。
さて、これから往復の道のり、渋滞にも事故にも巻き込まれませんように・・・
だって、指輪はなくてもどうにかなるけど
あなたがいないと新婦と一緒に挙式の入場をしてくれる人がいないんですから。
お父さんが戻ってきたのは、お式からギリギリ20分前でした。
それから急いで正装に着替え、入場の練習も簡単にすませ・・・
定刻どおりの式の開始。
それはそれは何事もなかったかのように、
お父さんは堂々と花嫁の手を引いて入場シーンをやってのけられました。
もちろん、式中の指輪交換もね(笑)
ギリギリ到着!
新しいキラキラの結婚指輪と、
お友達が作ってくれたリングピロー(ほっ)
その日の撮影終了後、新郎新婦は私に
「あの時ひとこと指輪のこと言ってもらえてなかったら、完全にアウトでした」
ってものすごく感謝してくれてましたけど、それはたまたまタイミングがよかっただけ。
いちばん感謝すべきは、やっぱり・・・
愛する娘が晴れの舞台を成功させるため、陰で汗だくで動いてくれたあなたのお父さんでしょうね。
いつまでもご両親からの愛情を忘れずに、幸せな結婚生活を♪