2006.3.21
箱根の結婚式。
芦ノ湖からほど近いフレンチレストラン、いわゆるリゾートウエディングの部類ですね。
確かにちょっと遠いけど、都会の喧噪から離れているし、本当に呼びたい人しか招待してないからこそ新郎新婦も列席者もリラックスしてその空間を楽しんでいるのが写真を撮ってるとよく分かります。
なにより空気がおいしい。
軽井沢や箱根の結婚式ってけっこう好きだったりします。
この日の結婚式は、新郎新婦と両親兄弟、総勢8名でのお食事会でした。
スイートルームに大きなテーブルをおいて、そこで誰の目も気にせず楽しく食事しましょうというスタイル。
食事会なだけに、私もずっと写真を撮り続けるワケではなく、
部屋の片隅のソファにかけてみなさんの歓談に入れてもらったり、合間合間で楽しく過ごさせていただきました。
お魚料理が出てきたときに、サービスの方がこんなひとことを。
「お魚料理で使われる平たいナイフ、これはフィッシュソーススプーンといいます。
コレは、意外にも日本人が編みだしたものなんですよ。」
一同、「えええええ~~~そうなんですか?」
お魚料理は、身が柔らかいので切れるナイフはぶっちゃけ必要ない・・・ならば、ソース仕立てにすることが多い魚料理をおいしく食べるために、フォークと普通のナイフで食べるよりはスプーンのような平たい形にしてしまってはどうか???というわけです。
それが、フレンチで定番の、現在の形に普及していったそうです。
他にも、いろんなお料理が出てくるごとに、
担当のサービスの方がいろんな豆知識とともにお料理をサービスしてくれました。
少人数の食事会だからこその、レストラン側が出来るサービスですね。
味だけでなく、スタッフもきちんと鍛えられたレストランなんだなと関心してしまいました。
本日の撮影が終わり、さぁ~て箱根の山下りでも楽しみながら帰るか!
と思った矢先、レストランのスタッフから
「切り残したケーキ、食べていかれませんか?」って・・・
「幸せのおすそわけ」に、断る理由などありません♪
ボリュームはしっかりあるのに、なぜだか全然しつこくない。
コーヒーのおかわりももらいながら、ぺろりとたいらげてしまった(笑)
やっぱり、教育されたスタッフのいるレストランは違う・・・って、勝手に思った箱根の夜でした。