2009.4.10 結婚式の写真
2ヶ月以上遅れてますが、
桜もそろそろ終わりの季節の結婚式です。
小さくって、笑うと小さな眼がなくなっちゃうようなくったくない可愛さの新婦ですが
支度が進むにつれてきりっとした印象に。
オーラが出るって、このことなのかなぁと
いつも思う一瞬です。
この日の結婚式は、調布にある深大寺。
仏前結婚式です。
新郎お気に入りの帽子をかぶって。
2人歩き慣れた参道だけど、今日はなぜか人の視線が熱い(汗)
いつもせわしない茶屋のオバチャンも、特別な笑顔で声かけてくれます。
それにしても、紋服に帽子ってのも、文明開化の音がしそうで不思議と似合いますね。
形式ばらない場所の撮影では、2人の個性をさりげなく出してあげたいなぁ。
街なかの桜はもう葉桜だけど、
本堂前のしだれ桜がこの日の結婚式をギリギリ待っててくれました。
青い空にピンクの強いしだれ桜のコントラストがとってもステキ。
雪のようにふわふわと揺れて、
鮮やかな色打掛ともぴったりです。
仏前結婚式というのは概して「荘厳」というか何というか、
きらびやかな中にも粛々と行われていくところが私は何とも好きなのですが
その中でも深大寺の結婚式は、今回初めてご縁があったのですが「かっこいい」という印象でした。
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暗い本堂の中で、
仏前の飾りものがキラキラ光る。
お坊さんが何人かで読経の合唱をするあいだ
お堂のかたわらでは
式次第と並行して、2人のこれからの家内安全を祈願しての護摩炊きも。
限られた時間の中であれもこれも撮るものがたくさんあって、とっても忙しい挙式でした(笑)
式が終わってのパーティーは、
深大寺近くの料亭で。
両家の家族だけの、気の張らないお食事会です。
誰も気兼ねなく遠慮せず、新郎新婦と写真を撮ろう。
新郎新婦みずから、全員にお酒をふるまって。
調子に乗って、父ちゃんアカペラで歌いだす。
小さなケーキで、ファーストバイトもやりました(^_^)v
このようなスタイルの披露宴だと、
挙式からみんなで移動し、みんなで食事スタートというパターンが多いので
新郎新婦に用意してきたご祝儀も、とくに渡すタイミングなんてないのですが
この日、宴たけなわになった頃
誰からともなく、ご祝儀渡しタイムが始まりました。
そして、、、、
衣装のアクセントで持ってきた粋な帽子は
「粋なご祝儀入れ」にお役目変換(笑)
大道芸のチップ入れよろしく、
その辺は、新郎のご愛敬ということで。
ファッションにモノ入れに、大活躍の脇役君でした。
みんなが楽しく過ごしている食事の途中、新郎が
こちらも笑うとなくなるような細い眼をニコニコさせて
何度となく新婦に「やっぱりやってよかったよね」と語りかけていたのが、とても印象的でした。
簡単な少人数の会食でも、特別な日のお食事会であることには変わりはないのだから。
そりゃ~みんな、嬉しいひとときなはずですよね♪
この日、私も撮影以外で嬉しかったことがひとつ。
深大寺といえば、そばが有名ですが
食事会の前の空き時間で、お二人が私のぶんも用意してくれました!
うわ~いちど食べたかったんだ、
すでに式の撮影でパワー使っちゃった体になんとも優しい、
香り豊かな一品でした。
<追伸>
この日のヘアメイクを担当したハミングバードさんのサイト内フォトアルバムにも、
このとき私が撮影した写真をたくさん載せていただいてます。→こちら