2008.8.23 結婚式の撮影
昭島市にある、フォレストイン昭和館でのお式です。
横浜にいた頃は「ずいぶん離れたところにあるもんだ」なんて印象だったのが、
八王子からだと車でものの30分。
とくに結婚式は遅刻厳禁だからというのもあるけど
だいたいどこに行くにも2時間から3時間みて家を出ている今となってはホント、この距離感で行ける仕事現場はとってもありがたい。
ここ、何度か来たことあるけど
結婚式のロケーションの中で大好きなところのひとつ。
とくに広々とした芝生のお庭は、
どこで撮影してても、敷地外の「周りのビル」とか、「電線」とかの変なものが一切見えないのがいいですね。
東京のはずれとはいえ、ここまで「人工的なものが入らない」ロケーションはなかなかないです。
ちょっとだけ、緑いっぱいの軽井沢に来ているような気分になれたりします(*^_^*)
で、そんな新郎新婦の写真の希望は
「お庭でたくさん写真残したい」
の、はずが。
当日は朝から小雨。
降っては止み、そしてまた霧のような雨がしんしんと降ってくるという
なんとも微妙な空模様です。
当然、下は塗れている。
でも、あきらめたくない。
雨なら雨で、ドレスを下につけなきゃいいんでしょ?
新郎新婦の支度が上がるまで
ホテルの介添えさんになんとかお願いして、
「ぜったいドレス汚しませんから」
ということで、ちょっとだけでしたが外で撮影する許可をもらえました。
するとこのときだけ、不思議と雨がやんだ。
もともと霧雨だったので、芝生じゃなければそんなに塗れてない。
介添えさんには新婦の後ろでドレス持ち係を(笑)
緑に囲まれた小径を、2人で歩く。
こんどは、ドレスのすそ係は新郎に一任しましたよ♪
10分ほどさくさく撮ってホテルに戻ろうとしたとき、
なんというタイミングか雨がばらばらと大きく降ってきました。
こんな大きな傘、新郎新婦ビックリしてたけど
私も初めて見た(笑)
雨がいよいよ本降りになってきた頃、緑がたくさん見えるチャペルで挙式。
木々が雨に濡れると、緑がキラキラ光って何とも言えないしっとり感がでるんだよね。
私は、雨の結婚式も決して嫌いではないですよ。
後日、新婦から
「あのホテルを選んだ理由が、なんと言ってもあのお庭だったので・・・
少しだけでも、ほんとうに緑の中で撮れてよかった!
専属のカメラマンにお願いしてたら、雨だから撮れませんねぇで終わっていたのかな」
と、感謝のメールが来ました。
もちろん、ざーざー降りだったらさすがに私でも撮れないし、
あのタイミングですっと雨がやんでくれたのは
新郎新婦と、おなかの中にいるチビとの
3人いっしょの「気」が天まで届いたのでしょう。