2008.8.9 結婚式の撮影
どんな結婚式にだって、ハプニングというのはつきものでして。
だけど、今から一日が始まろうとしているときの式前のハプニングというのは、
新郎新婦の精神状態を思うとできれば避けたいものですね。
指輪やペーパーアイテムなど、当の本人が当日持参しなくちゃいけないものの忘れ物系や
依頼していた何かが届かない系、
ときにはショップから届いたドレスが汚れていたり破けていたり(汗)
そして今日のハプニングは・・・
当日、新婦の仕上がり予定時間に合わせて私が式場に入ったところ、
キャプテン「ブーケを作ったお友達が、どうやら寝坊したようで・・・
現時点ではホテルにある造花をお持ちですので、
写真に残すにあたっては新郎新婦とご相談のうえどうぞよろしくお願いします」
えええ~~~っっっっそんなぁ。
事前の打ち合わせで、
式場内のらせん階段と外のガーデンで、挙式の前にぜひ白ドレスで撮ろうね!って話をしてた矢先なのに・・・
とりあえず本人の様子をうかがおうと、とにかくまずはめいっぱい元気出して
「おはようございます~っ聞きましたよ、
でも大丈夫大丈夫!
結婚式にハプニングはつきものなんだから元気出していこ♪
ガーデンでの写真はあとで必ず撮るから」
と新郎新婦の前に顔出すと、
私の顔をみて緊張の糸が切れたのかな??新婦、ふにゃふにゃ~~と涙ぐんでしまいました(汗)
ま・・・・まずいことした・・・・???
とりあえず式場スタッフと相談し、撮るはずだった場所では挙式が終わったあとのほんの短い時間を使って撮ることになりました。
ブーケは開式時間ギリギリに間に合い、
何事もなかったかのように式はおごそかに行われ、
もぉ~~撮りましたよ~
ガーデンと、さくさく移動してらせん階段。
正味、5分ぐらい?ふぅ~~~なんて慌ただしい。
でも、ウェディングドレスで撮ってあげられてよかった。
何かと持込カメラマンが厄介者扱いされる今日この頃、
スタッフの気遣いが、なんだかとっても暖かく「しみた」ひとときでした。
この結婚式、ブーケを作ってくれたお友達も披露宴に列席するとのことで
新婦とそのお友達があとで顔を合わせたときに何もなければいいなと思っていましたが
やっぱり、手にするまでの間にどんな事情があったにせよ
大好きなお友達が心をこめて作ってくれたブーケは
嬉しいものだよね。
ブーケのアクセントだったピンクのバラが
最高の笑顔で過ごす新婦をやさしく見守っているかのようでした。