2008.7.20 結婚式の撮影
3月に結婚してから初めての富山帰省は、
別に里帰りが目的ではなく(笑)いとこのダイスケの結婚式でした。
新郎も新婦も、東京の住まい。
しかも、ダイスケは突然の赴任命令で現在は遠くアルジェリア。
大好きなおじいちゃんとおばあちゃんに自分たちの結婚式を見てもらいたい、
だけど今は2人とも年老いていて東京に来られないなら
家でやったら、見てもらえる
という運びで、
東京でのお披露目を前に、まずは富山の自宅で結婚式をすることになりました。
暑い、暑い。
でも夏の草花って、咲いてるだけでパワー満点。
昔はよく、学校の帰り道でこの花びらむしって「にわとりぃ~~~」やってたなぁ(笑)
炎天下で待つこと30分。
田んぼの中を、お嫁さんがやってきた。
本来、白無垢というのは「式をあげるための衣装」だそうで、
移動や食事などは色のものを着用するのが正式なんだそうです。
薄緑のオーガンジーが、とっても夏らしく涼しげ。
イヤ当の本人は・・・汗だく必至ですが。
近所の人たちに見守られ
旦那さんのご家族に迎えられて、おうちに入ります。
昔はここら一体の地主さんだったというだけあって、
とても大きな昔の家です。
最初は、家に親族を招待して食事だけをする予定でした。
それも、衣装などは用意せず平服で。
しかし、どうせやるならあれもこれもと(笑)
三三九度やら指輪交換やら、仏前で読経やら。
いっぱしの結婚式、しかも今ではなかなかできないスタイルの「昔の結婚式」ができたのは
結果的にすごく良かったんじゃないかなぁ。
じいちゃんもばあちゃんも、目を細めて喜んでたよ。
この日のために、近所のホテルの方が貸してくれた赤の番傘。
おそるべし、田舎の地元ネットワーク。
私の御膳も用意してもらえました。
席札を見て「堀」って誰や?
って、いろんな人に言われた(笑)まぁ私もあんまし実感ないのですが。
ダイスケのおうちは田んぼのど真ん中にあって、
この時期はほんとうに目が覚めるほどの緑のじゅうたんでいっぱい。
彼はずっとこの景色のなかで育ったんだな~と思うと、
最後はやっぱりここで撮りたかった。
ダイスケが小さい頃からよく遊んだ、家の前のあぜ道。
ここで虫をとったり、田んぼに落っこちてお母さんに叱られたり、
いろんな思い出があるけれど
その道は、彼が大人になって結婚の日を迎えた今日も
あのときと何も変わらずにいてくれました。