ウェディング撮影

ふさわしい言葉選びを!~ブライダルカメラマンのつぶやき

2006.9.24

なんだか安定しないお天気が続くこの頃でしたが、
この日は絵に描いたようなスッキリとした秋晴れの一日となりました。
今日行くホテルは、とくに外でのイベントはないから
お天気に行事が左右されることはないんだけど、
やっぱりこんな気持ちのいい陽気だと私も嬉しくなりますね。

披露宴、最初のスピーチです。
主賓の挨拶~新郎側、会社の上司からのメッセージ。

「いやぁ~~~今日は朝からお天気が良くって、 こんな日は結婚式よりものんびりと近くの公園でも散歩したい気分だったんですよね」

・・・・ハァ???

さらに彼のあっけらかんとした暴言は続く。

「今日ここに来るために、けっこうご祝儀積んだんですよ。」

・・・・すでに目が点な私。
まわりの人間も、この発言にどう対応していいやらで、微妙な苦笑がところどころで・・・

「でも、今日ここに来て2人の晴れやかな姿を見た瞬間、来て良かった~と思いました」

だって。
もう遅いよオジサン。
なんのフォローにもなってませんから。

だったら来るな。

披露宴の栄えある第一発目のスピーチだってことは、この人もまさか知らないではなかったはず。
そんな大役だって分かっていた上で、これだけは言っちゃダメって「ツボ」を見事に言ってくれました。

「落としておいて最後に持ち上げる」スピーチは確かにおもしろいし、
その対象が新郎だったらよっぽどのことは笑って終わりなんだけど、
やっぱり限度を超えちゃいけないよね。
この日の結婚式以外のスケジュールのこととか、ましてやお金のこととか、
どう考えても禁句でしょ。

新婦側からあとでクレームになってないことを、切に願います。

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