ウェディング撮影

結婚式のデジタル撮影

2006.7.2

行ってきました、デジカメでの結婚式撮影本番、第1回目。
ロケ撮やテスト撮影などで時間が許されるときには少しずつ撮ってきてはいるんだけど、
やっぱり「限られた時間のなかで、瞬間瞬間を確実に残さなくちゃいけない」と思うと
緊張しますね。

ブライダル業界がデジに乗り換えることにイマイチ躊躇している最大の理由。
「やっつけ」でシャッター切れないってこと。

デジの場合はフイルムと違って、許される露出の範囲が狭いんです。
とくに被写体が白いドレスなもんだから、
フイルムの場合はオーバーめに撮っても後で焼き込みを強くすればだいたいは助けられるんだけど、
デジでオーバーに撮って「真っ白」なデータになった場合、これをどんなにアンダーに補正してもドレスの模様は出てきません(涙)
これは、反対の「黒」に対しても同じです。

そして結婚式のように
刻一刻と背景の場面や明るさが変わり、新郎新婦の立ち位置が変わり、
それを彼等の表情や雰囲気までドラマティックに一枚一枚の画像に残さなくてはいけないカメラマン的使命を持ちながら
フイルムで撮るときのように「露出テキトーだけど、とりあえずシャッター押しちゃえ」方式では、
表情がどんなに良かろうと「まっ白でした」「まっ黒でした」でその場面が全滅では済まされないんですね。

まぁネガティブな話はこれぐらいにして、
それでもデジだといいこともたくさん。
ご存じの通り、画像の確認ができるので「失敗があればその場で分かっちゃう」
言い換えれば「大きな失敗はない」ということです。
フイルム入れ替える必要もないし、フイルム入ってなかったってこともないし、
少々のミスであれば修正もできちゃうし、
便利っちゃあ便利(笑)

そんなこんなでの初体験でしたが、
さしてロケーションの悪い条件ではなかったことも幸いして、
初めて本番入ったにしては上出来かな?

デジタル画像ということもあって、ふんわり効果のソフトフィルターもフイルムの時とは出方が違うから
そのへんの細かい研究はこれからかな~って感じだけど、
撮影自体の感覚はこれである程度つかめたような気がします。

個人請けのこちらのサイト内でも、
もうしばらく研究して自分自身が納得できる絵作りができるようになったら
デジタル撮影のラインナップも加えていこうかな、とぼんやり思ってます。

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